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薪小屋製作
 薪小屋1
完成間近の薪小屋

先日、村の方から注文のあった薪小屋の建前を行いました。
今回の薪小屋は間口が3間(5.46メートル)ある大き目のもの。
施主の家が古民家であることや周りの景観も考慮して、金物は一切使わない「伝統工法」と言われる木組みだけの薪小屋を製作しました。

仕口1

材料をつなぐ継手といわれる部分には長期間に渡り高い精度と強度が維持できるといわれる「追掛け大栓継ぎ」を採用。柱と横架材の仕口には「小根ホゾ差し割り楔締め」や「車知栓締め」、柱の引き抜き対策には「重ねホゾ差し割り楔締め」などどいった技法を使いました。

仕口2

山之村の2メートルを超える積雪量を考え、垂木は丈夫な桧の心持ち材を使用しました。

薪小屋2

お施主様からは、考えていたものよりたいへん立派なものが出来たと喜んでいただき、大工仕事の醍醐味を味わいました。

建前のあとは、お施主様を交え美味しいお料理とお酒でおもてなしいただきました
薪小屋3
完成した薪小屋。あとは屋根を葺くだけ。
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| 大工 | 23:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
施主と創る 本物の木の家 その1
JUGEMテーマ:日記・一般


木造在来工法
木の香り・やさしい明かりに包まれる木造在来工法の家
 高等技能専門学校(木工芸術スクール 建築工匠科)卒業生で大先輩である林さん(高山市在住 林建築代表)が神岡町内で新築を手がけているとお聞きし、一緒に仕事を手伝わせていただきたいとお願いしたのが1月中旬。
 訓練校を卒業してから約1年間、大工らしい仕事はほとんどなかったので、この機会に木造建築を勉強をさせていただきたいと無理に頼み込みました。

 そんな私の願いを聞いてくれ、林棟梁は「何か仕事はあるだろう」とお手伝いさせていただくことになりました。

 すでに建前は済んだ木造2階建ての住宅は、その骨格にまだ素人の私にもはっきり分かる荘厳さが伝わってきました。太い梁(屋根や床を支える横に架かる材料)や土台、通し柱がバランスよく、美しく木組みだけで建っているのです。

 そう、まさに飛騨の森がそこに誕生したような感覚さえ覚えました。
一般に建築される住宅のほとんどは木造在来工法と謳っていても木と木の接合部位は金属プレートがあてられ何十と言うクギが打ち付けられます。ボルトでギュウギュウニ縛りつけ固定するのが普通です。ところがこの家にはそういった金属らしいものが一切見当たりません(土台を固定するボルト類は除きます)
小屋梁
一階から天井を見上げると、まるで森の中にいるような錯覚になります

 込み栓といわれるナラの角材を打ち込み固定してあるだけです。1階から天井を仰ぎ見るとまさに森の中にいるようです。家を流れる風は、杉や檜の香りがさわやかに流れ、鉋をかけられた美しい木肌からは柔らかな明かりを発しています。
「こんな素晴らしい現場で仕事が出来るなんてなんて幸せだろう・・・」と心の中で林棟梁やこの機会をあてえてくださった施主様に感謝しました。
 
 10時の休憩の際、施主のMさんがニコニコお茶を持って現場お見えになりました。とっても人柄が温和な優しい顔をした旦那様です。今日からこの施主様のために一生の財産である家作りにたずさわれるのだなーとうれしいと同時に、気が引き締まる思いでした。 
つづく

| 大工 | 06:52 | comments(1) | trackbacks(0) |
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